SEO対策

SEO分析の6つの手順|社内報告に使える8指標と無料ツールを紹介

自社のWebサイトを運用する上でSEO対策は重要であり、同様に「SEO分析」も欠かせないプロセスです。

しかし、何をどうやって分析すればよいか分からない、分析にまでリソースを回せない、といった理由からSEO分析ができていないという企業も少なくありません。

AIによる概要(AI Overviews)の登場で検索からの流入構造が変わりつつある2026年の今は、自社サイトの現状をデータで把握する重要性がさらに増しています。

そこで本記事では

  • SEO分析の手順
  • チェックすべき8つの指標
  • 分析のタイミング
  • 分析に便利なツール

などを紹介します。

SEO分析とは?必要性とメリット

SEO分析とは?必要性とメリット

SEO分析とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンから検索エンジンから評価されるWebサイト/ページになっているかを、詳細に解析していくプロセスです。

この作業は、現状のSEO対策の効果を把握するだけでなく、検索順位やアクセス数など目標に設定した数値との差を明確にするためにも欠かせません。

具体的には、自社サイトや競合サイトのデータを収集し、検索エンジンのアルゴリズム(検索順位を決定するプログラム)にもとづいた分析をします。アルゴリズムは常に進化しているため、定期的なSEO分析が必要になります。

また、SEOの視点から自社サイトの強みと弱みを明確に把握することで、効果的な改善策を打ち出すことができます。例えば、どのキーワードが効果的か、どの記事のアクセスが少ないか、などを分析してから具体策を講じます。さらに、競合サイトの分析を通じて、市場のトレンドや新たな機会も発見できるでしょう。

しかし、SEO分析は専門的な知識やスキルが必要となるケースがあったり、分析にまで割けるリソースが社内になかったりするため、SEOを専門にしている会社へ依頼するケースも少なくありません。

なぜSEO分析が必要か

検索エンジンの利用率が高い水準で推移している現在、デジタルマーケティングにおいてSEOの重要性は非常に高いです。特に検索エンジンの利用率で7割以上のシェアがあるGoogle検索で上位表示させるためには、様々な視点によるSEO分析が欠かせません。

さらに、SEO分析は「ユーザーにどういった内容のコンテンツを届けるべきか」というサイトの方向性を決めるためにも重要です。分析を通じて、ユーザーの検索意図や行動パターンを把握することによって、ニーズに応えるコンテンツを提供することができるでしょう。

また、SEO分析を行うことで自社コンテンツの課題が明確になり、それに対して適切な改善策を実行できます。分析と改善を繰り返すことでコンテンツの質が高まり、検索エンジンからの評価も高まります。

なお、企業のSEO対策への取り組み実態をまとめた調査データも、以下で無料配布しています。

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SEO分析をするメリット

SEO分析を行うことで、自社のWebサイト/ページに多くのメリットをもたらします。

【①効果的なキーワード戦略が可能に】

最も重要なメリットの1つは、キーワード戦略を効果的に実施できることです。SEO分析を通じて、どのキーワードが効果的か、どのキーワードでコンテンツが不足しているかを把握することで、狙うキーワードを最適化し、効率よく検索順位を向上させることができます。

【②検索ユーザーへの理解が深まる】

キーワード調査ツールなどを利用すれば、自社のサイトや記事を閲覧したユーザーが「どのような言葉で検索してたどり着いたか」を知ることができます。

自社サイトに訪れたユーザーが「実際に使用した検索ワード」を調べることで、検索意図をより深い部分まで理解することができ、それに応じたコンテンツ制作が可能になります。

その結果、ユーザー満足度も向上し、検索エンジンからも評価されるようになるでしょう。

【③競合サイトの戦略が分かる】

分析を通じて競合サイトの戦略を知ることができる点もSEO分析のメリットです。競合サイトや競合記事を詳細に分析できれば、差別化を図ったり、優れた施策を自社に取り入れたりすることが可能になります。これにより、自社サイトの強化ポイントや改善点が具体化し、効果的な対策を講じることができます。

【④集客や成果につながる】

SEO分析と改善を継続的に行うことで、問い合わせや資料請求などのリード獲得、その先の商談化といった成果を、より効率的に達成することができます。自社サイトを成長させていくには、分析データに基づいた施策を続けることが大切です。

AI検索が広がる今もSEO分析が必要な理由

AIが検索の主流になれば、SEO分析の重要性は下がるように思えるかもしれません。しかし、実際は逆です。検索結果の変化が大きい今こそ、自社サイトの流入データを把握する重要性が増しています。

Googleの検索結果には、AIによる概要(AI Overviews。検索結果の上部にAIが回答を要約表示する機能)が表示されるケースが増えています。Ahrefsの調査によると、日本の情報収集型キーワード(情報を調べる目的の検索)では、AIによる概要の表示による検索1位ページのクリック率の低下率が、2025年12月時点の38.0%から2026年6月には62.7%まで拡大しました。

しかし、影響の大きさの評価は各社調査によって分かれています。だからこそ、一般論ではなく「自社サイトで実際に何が起きているか」をデータで確かめることが、施策判断の前提になります。「順位は維持できているのにアクセスが減っている」のか、「順位自体が下がっている」のかは、データを見なければ切り分けられず、打つべき手も変わります。

また、AIに引用・参照されやすいコンテンツへの改善(結論の先出し、よくある質問の設置、構造化データの整備など)も、まず自社ページの現状を分析することが起点になります。AI検索の時代においても、SEO分析は改善の出発点であり続けます。

SEOの分析・効果測定をするタイミング

SEOを対策するにあたって「分析や効果測定を実施するタイミング」はとても重要です。最低でも、月に1度は定点観測を実施しましょう。

特定のキーワード、指標(PV数、クリック率、CVRなど)を継続的に測定することが大切で、測定中にキーワードや指標を変更してしまうと、データの解釈自体が変わってしまいます。

そして、SEOは成果が出るまでに時間がかかる施策であるため、週1回などの短いスパンだと効果判定がしづらく、逆に半年に1回だとその間に評価が大きく下がってしまう場合があります。

また、以下の施策をしたときは、週1回の分析を3ヶ月ほど続けることが望ましいです。

  • Webサイト全体に施策を施した場合
  • 新規ページを投稿した場合
  • 既存ページを更新した場合

注意すべき点として、検索エンジンのアルゴリズムに大幅なアップデートがあった際は、アップデート完了のアナウンスがあり次第、本格的な分析を行います。アップデート中は激しく順位が変動するため、正しい分析ができないからです。

また、定期的にチェックすべき主な指標として、以下の項目が挙げられます。これらの指標は「Google Analytics」や「Google Search Console」などGoogle公式のツールで調べることが可能です。

項目内容
検索順位狙ったキーワードでの検索結果の順位を定期的に確認し、順位変動に応じた対策を行う
クリック率(CTR)検索結果からサイトに訪れるユーザーの割合を測定し、タイトルやメタディスクリプションの最適化を図る
アクセス数サイト全体の訪問者数を把握し、検索からのアクセス数も把握しておく
ページ/セッションユーザーが1回の訪問で閲覧するページ数を確認し、コンテンツの質や内部リンクを最適化する
平均エンゲージメント時間ユーザーがページを実際に表示・操作していた平均時間を測定し、コンテンツの魅力やサイト/ページ内でのユーザー行動を評価する(GA4の標準指標)
流入キーワード自サイトおよび競合サイトの流入キーワード(どの言葉で検索してページに辿り着いたか)を分析し、効果的なキーワード戦略を構築する

これらの指標を定期的にチェックし、分析結果をもとに継続的な改善を行うことで、SEOの効果を最大化することができます。

SEOを分析する6つの手順

SEOを分析する6つの手順

SEO分析を効率よく進めるには、以下の6つの手順を踏むことが重要です。

手順内容
①事前準備とデータ収集Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどの主要なツールを設定し、サイトの基本的なデータを収集
②キーワードの分析狙ったキーワードでの検索順位を調べ、さらに「どのような検索ワード」でアクセスされたかも把握
③ユーザー行動の解析Google Analyticsを活用し、ページビュー数(PV数)、平均エンゲージメント時間、エンゲージメント率などの指標を分析
④競合サイトの分析SEOツールなどで競合サイトの流入キーワードなどを調べ、自社サイトとの差別化ポイントや改善点を見つける
⑤要因や課題の抽出収集したデータをもとに多角的に分析。自サイトの現状を評価し、課題を抽出
⑥改善施策の決定分析結果をもとに具体的な改善施策を決定。施策を実行し、効果を定期的に測定・調整することが重要

これらの手順でSEO分析を実行すれば、効果的なSEO施策を実行することができるため、Webサイトの持続的なパフォーマンス向上が期待できます。

①事前準備とデータ収集

まず、SEO分析に必要なツールである「Google Analytics」と「Google Search Console」を導入します。

【Google Analytics】・Webサイトへのアクセス状況やユーザーの行動パターンを詳細に分析できる
【Google Search Console】・検索クエリごとのアクセス数やクリック率、検索順位などを調査できる

自サイトのデータを収集するために、これらのツールを正しく設定しましょう。

また、サイトの規模やアクセス数によって、データ収集には時間がかかる場合があります。特に新規サイトやアクセスが少ないサイトの場合、十分なデータが集まるまでに数週間から数ヶ月を要することもあります。

②キーワードの分析

SEO分析の中でも特に重要なステップが、キーワードの分析です。

キーワード分析を通じて、自社のサイトやページが狙っているキーワードで「検索結果で上位表示されているか」や「検索順位はどれくらいか」を把握しましょう。

まず、Google Search Consoleや有料ツールのAhrefsなどのツールを使って、狙ったキーワードで上位表示できているかどうかを確認します。

もし検索順位が低い場合、そのキーワードに対するページの最適化が必要です。例えば、順位が30位以下であれば、キーワードの変更やページの再構成など、コンテンツ全体を見直す必要があります。

また、検索順位は高いがクリック率が低い場合は、タイトルやメタディスクリプションの変更を検討します。クリック率が低い原因として、検索結果ページでの見栄えが悪い、魅力的なキャッチコピーが不足しているなどが考えられます。これを改善することで、検索結果からのクリックを増やすことができるでしょう。

次に、他にもどのような検索ワードでアクセスがあるかを調査します。Google AnalyticsやGoogle Search Consoleを用いて、ユーザーがどのようなキーワードでサイト/ページにアクセスしているかを把握します。予想していなかった検索ワードによるアクセスがあれば、さらに情報を追加することでアクセスを増やせるチャンスになります。

なお、分析の起点となるキーワードの選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。

▼あわせて読みたい 
【最新】SEOのキーワード選定における3つのコツとは?選び方や入れ方のポイントと注意点

③ユーザー行動の解析

Google Analyticsを活用して、ページ/セッション、平均エンゲージメント時間、検索結果からのクリック率などの主要指標を確認します。

  • ページ/セッション:ユーザーがサイト内でどれだけのページを閲覧しているかを示す指標で、ユーザーの関心度を測るために有効
  • 平均エンゲージメント時間:ユーザーがページを実際に閲覧・操作していた時間を示し、コンテンツの魅力度を反映
  • クリック率:検索結果からどれだけのユーザーがサイトを訪れているかを示す重要な指標

これらユーザー行動のデータ解析をすることで、コンテンツのリライト、内部リンク設置など、具体的なSEO施策を立てやすくなります。

④競合サイトの分析

競合サイトの分析は、自社のSEO戦略をより強化するために、不可欠なステップです。

自社と競合しているサイトやページが「なぜ成功しているのか」を見極め、自社に足りない部分を把握するようにしましょう。

AhrefsやUbersuggestなどのツールを使用して、競合サイトのキーワードや被リンクなどを分析します。これにより、競合他社がどのようなキーワードでアクセスを獲得しているのか、どのようなコンテンツが評価されているのかを把握できます。

例えば、競合サイトが特定のキーワードで上位にランクインしている場合、そのキーワードに関連するコンテンツの内容を確認し、自社のコンテンツと比較してください。

また、競合他社の強みを分析すると同時に、弱点も見つけ出します。競合サイトが取り扱っていないトピックや情報を見つけ、自社サイト/ページでそれらを強化しましょう。そうすることで差別化を図ることができます。

⑤要因や課題の抽出

ここまでのデータ収集や分析結果を踏まえて、自社サイトの問題点や課題を特定します。

特に、以下のタイミングのときには、問題点や課題が浮き彫りになりやすいです。

  • 検索エンジンのアルゴリズム更新
  • サイトの技術的な問題
  • 季節の影響やトレンドの変化
  • 競合サイトの影響

アルゴリズムの更新が要因である場合、Googleの最新アップデート情報を確認し、変更点が自社サイトにどのように影響しているかを分析します。

技術的な問題としては、サイトの読み込み速度が遅い、モバイルフレンドリーでない、内部リンクが壊れているなどがあります。Google Search ConsoleやPageSpeed Insightsなどのツールを使用して、これらの問題を検出して修正しましょう。

また、季節やトレンドの影響も考慮する必要があります。特定の時期にアクセスが増減する場合、季節性の要因やトレンドの変化が影響している場合が多いです。

さらに、競合サイトの影響も無視できません。競合が新しいSEO施策を導入した結果、自サイトの順位が下がることがあります。競合サイトの動向を常に監視し、自サイトとの差を分析しましょう。

なお、上位表示できない場合の典型的な原因としては、次の3つがよく挙げられます。課題を抽出する際の観点として押さえておきましょう。

  • コンテンツが検索意図とズレている(検索ユーザーの知りたいことに答えられていない)
  • ユーザー体験に問題がある(表示速度が遅い、スマートフォンで読みにくい、導線が分かりにくい)
  • 被リンクが不足している(外部サイトからの評価が競合に比べて弱い)

また、SEOの分析・課題抽出、改善にまで社内リソースを割けないケースでは、SEO専門会社に依頼することが一般的です。トゥモローマーケティング株式会社では、SEO分析や改善施策についての無料相談も承っております。

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⑥改善施策の決定

分析データや抽出された課題点、競合サイトの状況を総合的に検討し、具体的なSEO施策を計画します。この段階では、効果的な施策を選定し、実行に移すことが重要です。

SEO施策は大きく分けてテクニカルSEO、コンテンツSEO、外部SEOの3つに分類されます。

テクニカルSEOでは、サイトの技術的な部分を最適化します。これには、サイトの読み込み速度の向上、モバイルフレンドリーなデザインの実装、構造化データの利用などが含まれます。これらの施策は、検索エンジンがサイトを適切にクロールし、インデックスできるようにするために重要です。

コンテンツSEOでは、ユーザーに価値のある高品質なコンテンツを制作します。キーワードリサーチにもとづいて、ユーザーの検索意図に合致したコンテンツを作成・更新しましょう。

外部SEOでは、他サイトからの被リンクを増やす施策を行います。他サイトから自然なリンクを獲得することで、自社サイトの権威性を高めます。なお、SNSでのシェアはSEOに直接影響しませんが、SNSで認知が広がることで自然な被リンクの獲得につながります。

これらSEO対策については、以下の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせてご覧ください。

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SEO記事のリライト方法を5ステップで解説!コツや注意点なども初心者向けに紹介
オウンドメディアのSEO対策に欠かせない10個のポイント
被リンクの獲得方法12選。実例つきでやり方と注意点を解説

SEO分析でチェックすべき8つの指標

SEO分析でチェックすべき8つの指標

ここまでの手順が「分析の流れ」だとすれば、この章は「具体的に見る数値」です。SEO分析でチェックすべき指標は、次の8つに整理できます(2026年8月時点の情報です)。

指標分かること確認するツール確認の頻度
検索順位狙ったキーワードで何位に表示されているかGoogle Search Console、順位チェックツール週1回〜月1回
表示回数検索結果に自社ページが表示された回数Google Search Console月1回
クリック率(CTR)表示された検索結果がクリックされた割合Google Search Console月1回
検索流入数(セッション)検索経由でサイトを訪れた数GA4週1回〜月1回
コンバージョン数問い合わせ・資料請求など成果の件数GA4月1回
エンゲージメント率・エンゲージメントページを読んだユーザーの反応の質GA4月1回
被リンク数外部サイトからリンクされている数Ahrefsなどの分析ツール月1回
インデックス状況ページがGoogleに登録されているかGoogle Search Console月1回・ページ公開時

それぞれの指標について、見るときの要点を補足します。

検索順位と表示回数は、施策の効果を測る基本の指標です。順位が上がっても表示回数が伸びていなければ、検索されないキーワードを狙っている可能性があります。

クリック率(CTR)は、順位に対して低すぎる場合にタイトル・メタディスクリプションの改善余地を示します。前述のとおり、AIによる概要の表示によってクリック率の水準自体が変化しているため、順位とセットで見ることが欠かせません。検索結果でクリック率を上げる具体的な方法は、以下の記事で解説しています。

検索流入数とコンバージョン数は、SEOの成果を事業に結びつける指標です。流入が増えても成果につながっていなければ、集めているユーザーと提供内容のズレを疑います。

エンゲージメント率・エンゲージメントは、コンテンツがユーザーの期待に応えられているかの手がかりになります。GA4では「エンゲージメント率」として、ページの滞在や操作をともなう訪問の割合を確認できます。

被リンク数とインデックス状況は、土台のチェックです。そもそもページがGoogleに登録されていなければ順位はつかず、外部からの評価が弱ければ上位表示は安定しません。

この8つを毎月同じ形で記録しておくと、施策の前後比較がしやすくなり、上司や経営層への報告資料や、次の施策の予算を確保するための説得材料にもそのまま使えます。

▼あわせて読みたい 
SEOでクリック率を上げる4つの方法!CTRが低い原因もあわせて解説

SEOの分析に使える無料ツール4選

SEOの分析に使える無料ツール4選

SEO分析をする際にツールの活用は欠かせませんが、以下のツールは無料で利用できます。

ツール名主な用途こんな場合に
Google アナリティクス4(GA4)訪問者データ・ユーザー行動の分析サイト内でのユーザーの動きを知りたい
Google Search Console検索パフォーマンスの調査検索順位・クリック率・インデックスを確認したい
Google PageSpeed Insightsページの読み込み速度の分析表示速度の問題を特定したい
Lighthouse技術的な改善点の総合診断パフォーマンスやSEOの技術課題を洗い出したい

これらのツールを使用することで、サイトのパフォーマンスを詳細に把握し、適切な改善策を講じることができるでしょう。

Google アナリティクス4(GA4)

Google アナリティクス4(GA4)は、Webサイトへのアクセス数に加えて、訪問者のデータをさらに詳細に分析できるツールです。旧バージョンのユニバーサル アナリティクスは提供が終了しており、現在はGA4が標準となっています。

主な特徴として、特定のページへの訪問者数、平均エンゲージメント時間やエンゲージメント率などユーザーの行動パターン、コンバージョン率などを把握することができます。

GA4のアカウントを作成して、トラッキングコードを自サイトに埋め込むことで、訪問者データの収集が開始されます。

ダッシュボードでは、リアルタイムのデータや過去のデータを視覚的に確認でき、さまざまなレポートを生成することが可能です。また、ユーザーの地理的情報、デバイスの種類、参照元などのデータも確認できるため、ターゲットユーザーの詳細なプロファイルを作成するのに役立ちます。

項目内容
ツール名Google アナリティクス4(GA4)
URLhttps://marketingplatform.google.com/about/analytics/
特徴訪問者数・ユーザー行動・コンバージョンを無料で詳細に分析できるGoogle公式ツール
こんな人におすすめサイト内でのユーザー行動や成果をデータで把握したい方

Google Search Console

Google Search Consoleは、Webサイトの検索パフォーマンスを監視・改善するために利用する「SEO分析の必須ツール」で、無料にて利用可能です。

主な特徴として、検索クエリ、クリック率、インデックス状況、サイトのエラーレポートなど、詳細なデータが分かります。

Google Search Consoleに自サイトを登録するとデータの収集が開始され、ダッシュボードで様々な情報を閲覧できるようになります。具体的には、検索クエリごとの表示回数、クリック数、クリック率(CTR)、平均掲載順位などのデータを確認できます。

また、インデックスレポートでは、Googleがサイトのページをどのようにクロールし、インデックスしているかを把握できます。クロールエラーやインデックスの問題が発生した場合は、すぐに通知され、適切な対応を行うことが可能です。

項目内容
ツール名Google Search Console
URLhttps://search.google.com/search-console/about
特徴検索クエリ・クリック率・インデックス状況などの検索パフォーマンスを無料で確認できる
こんな人におすすめ検索結果での表示状況やクリックの実態を正確に把握したい方

Google PageSpeed Insights

Google PageSpeed Insightsは、Webページの読み込み速度を評価し、パフォーマンスを改善するための無料ツールです。

主な特徴として、デスクトップとモバイルの両方のパフォーマンスがスコアリングされ、具体的な改善提案が分かります。

Google PageSpeed Insightsのウェブサイトにアクセスし、調べたいページのURLを入力するとツールが自動的にページを解析し、パフォーマンススコアを100点満点で表示します。すべての項目で100点にするのは難しいため、まずは80点以上をキープすることを目指してください。

改善策として、画像の最適化、JavaScriptの縮小、ブラウザキャッシュの活用などの推奨事項が表示されるため、状況に応じて対策を講じましょう。

項目内容
ツール名Google PageSpeed Insights
URLhttps://pagespeed.web.dev/
特徴ページの読み込み速度を100点満点で評価し、具体的な改善提案を無料で確認できる
こんな人におすすめ表示速度の課題を特定して技術面から改善したい方

Lighthouse

Lighthouseは、Google Chromeの拡張機能で、Webページのパフォーマンス、アクセシビリティ、SEO、プログレッシブウェブアプリ(PWA)など、さまざまなカテゴリにわたる評価を行うことができます。

Google Chromeで調べたいページを表示し「Generate report」ボタンをクリックすると、Lighthouseが自動的にページを解析し、詳細なレポートを生成します。このレポートには、各カテゴリごとのスコアと、具体的な改善提案が含まれています。

Lighthouseを活用することで、Webページのパフォーマンスとユーザーの利便性を総合的に改善し、SEO効果を最大化することができるでしょう。

項目内容
ツール名Lighthouse
URLhttps://developer.chrome.com/docs/lighthouse/overview?hl=ja
特徴パフォーマンス・アクセシビリティ・SEOなどを一括診断できるGoogle公式の無料ツール
こんな人におすすめサイトの技術的な課題を網羅的に洗い出したい方

SEO分析ができる有料ツール5選

SEO分析ができる有料ツール4選

SEO分析をより効率的・効果的に行いたいときは、有料ツールの導入も検討する価値があります。無料ツールにはない高度な機能を有しており、より詳細な分析が可能だからです。

ここでは、リーズナブルで効果的な有料ツールを5つ紹介します(費用は2026年8月時点の各公式サイトの記載にもとづきます)。

ツール名主な特徴費用
Ahrefs被リンク分析・キーワードリサーチ月額4,460円〜(税抜。主要プランは月額19,900円〜)
Ubersuggestキーワードリサーチ・サイト監査月額29ドル〜(買い切りプランあり)
ラッコキーワード日本語キーワードリサーチ・競合見出し分析月額換算660円〜(年払い時。無料枠あり)
BULL検索順位の自動チェック月額換算1,150円〜(年契約)
Keywordmap競合調査・キーワード調査(国産)要問い合わせ

※費用の詳細については各公式サイトをご参照ください

これらのツールを選定する際は、費用だけでなく必要な機能が備わっているかも考慮しましょう。

Ahrefs(エイチレフス)

Ahrefs(エイチレフス)は、SEO専門家やデジタルマーケティング担当者に広く利用されているSEOツールです。被リンク分析、キーワードリサーチ、検索順位チェックなど、多岐にわたる機能を備えています。

特に、被リンク分析機能に優れ、世界最大級の被リンクデータベースを持っており、自サイトだけでなく競合サイトの被リンク状況も詳細に解析できます。

どのサイトからリンクが来ているのか、どのアンカーテキストが使用されているのかなど、細かなデータを取得することで、リンク構築戦略を効率的に進められるでしょう。

また、キーワードリサーチ機能では、検索ボリューム、キーワード難易度、クリック数、関連キーワードなど、詳細なデータを手にいれることができます。

料金は、小規模サイト向けのStarterプランが月額4,460円(税抜)から利用でき、本格的な分析ができるライトプランは月額19,900円(税抜)からです。

項目内容
ツール名Ahrefs(エイチレフス)
URLhttps://ahrefs.com/ja
特徴世界最大級の被リンクデータベースを持ち、競合サイトの分析に強い
こんな人におすすめ被リンク・競合分析まで本格的にSEO分析へ取り組みたい方

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、SEO分析やキーワードリサーチに特化した使いやすいツールで、被リンクデータの分析などの機能もあります。

キーワードリサーチ機能は、キーワードの検索ボリュームや競合性、CPC(クリック単価)などを詳細に分析できるため、最適なキーワードを見つけ出し、効果的なコンテンツ戦略構築に大いに役立つでしょう。

さらに、サイト監査機能を利用すれば技術的なSEOの問題を把握できるため、具体的な改善策を講じることが可能です。

料金は月額29ドルからで、一度の支払いで継続利用できる買い切りプランも用意されています。プラン構成や日本円での価格は変動するため、最新の情報は公式サイトで確認してください。

項目内容
ツール名Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
URLhttps://neilpatel.com/jp/ubersuggest/
特徴キーワードリサーチとサイト監査を低価格で利用でき、買い切りプランも選べる
こんな人におすすめコストを抑えつつキーワード分析と技術チェックを始めたい方

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、GoogleやBing、YouTubeなどのサジェストキーワードを瞬時に収集し、リスト化することができ、検索ボリュームも調査できる便利なツールです。

また、狙うキーワードでの検索上位20サイトの見出しを抽出できるため、競合ページの記事構成を簡単に分析できます。

指定したサイトやページの流入キーワードも調べられるため、どのような検索ワードでアクセスがあったかを瞬時に知ることが可能です。この機能を利用すれば、自サイト/ページに足りない情報を把握することができます。

無料でも利用でき、有料プランは年払いの場合の月額換算で660円から(月払いの場合は1,320円から)案内されています。コストパフォーマンスに優れているため、初心者から上級者まで幅広いユーザーに利用されており、日本語のキーワードリサーチを手軽に始めたい場合の有力な選択肢です。

項目内容
ツール名ラッコキーワード
URLhttps://rakkokeyword.com/
特徴日本語のサジェスト収集・検索ボリューム調査・上位サイトの見出し抽出に強い
こんな人におすすめ日本語キーワードの調査と競合記事の構成分析を手軽に行いたい方

BULL(ブル)

BULL(ブル)は、インストールを必要とせずクラウド上で検索順位を自動でチェックしてくれる便利なツールです。

調べたいページのURL、キーワードを登録するだけで、Yahoo! JAPAN、Google、Bingの検索順位を100位まで毎日自動で順位をチェックしてくれます。

また、インポート機能も備わっているため、他社の順位チェックツールで取得したデータもそのまま登録することができます。

検索順位をリアルタイムで追跡できるため、SEO施策の効果を継続的にモニタリングしつつ、必要なSEO対策を迅速に実行できるでしょう。料金は1年契約の一括前払いで、月額換算1,150円からです。

項目内容
ツール名BULL(ブル)
URLhttps://bullseo.jp/
特徴クラウド型で毎日自動的に検索順位を記録。インストール不要で手間がかからない
こんな人におすすめ検索順位の記録を自動化して定点観測の手間を減らしたい方

Keywordmap(キーワードマップ)

Keywordmap(キーワードマップ)は、競合調査とキーワード調査に強みを持つ国産のSEO分析ツールです。

自社サイトと競合サイトの流入キーワードの比較、上位表示されているコンテンツの分析、キーワードの選定支援など、SEO戦略の立案に必要な調査機能がそろっています。国産ツールのため管理画面やサポートが日本語で完結する点も、社内で運用しやすいポイントです。

調査データをもとにコンテンツの改善候補を洗い出せるため、「どのページから手を付けるべきか」の優先順位づけにも役立ちます。

料金は問い合わせでの案内となっているため、導入を検討する場合は公式サイトから資料請求・問い合わせをしてください。

項目内容
ツール名Keywordmap(キーワードマップ)
URLhttps://keywordmap.jp/
特徴競合調査・キーワード調査に強い国産ツール。日本語のサポートで運用しやすい
こんな人におすすめ競合サイトとの比較分析を軸に、本格的なSEO戦略を立てたい方

SEO分析についてよくある質問

SEO分析についてよくある質問

SEO分析について、導入時に残りやすい疑問に答えます。

Q. 無料ツールだけでSEO分析はできますか?

基本的な分析は、GA4とGoogle Search Consoleの2つで可能です。検索順位・クリック率・流入数・ユーザー行動といった主要指標は無料で確認できます。

一方、競合サイトの流入キーワード分析や被リンク分析は有料ツールの領域になるため、競合との比較まで踏み込む場合はAhrefsなどの有料ツールの導入を検討してください。

Q. SEO分析はどこまで自社ででき、外注すると費用はどれくらいですか?

ツールの導入と定点観測(順位・流入・クリック率の記録)は、本記事の手順に沿えば自社でも十分に始められます。

一方、課題の特定から改善施策の立案・実行までを任せる場合、SEOコンサルティングの外注費用は月10万〜30万円程度が目安です(依頼範囲やサイト規模によって上振れします)。

外注費用の内訳や会社の選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。

▼あわせて読みたい 
SEO対策の外注費用や相場は?判断軸や失敗しない業者の選び方

Q. SEO分析の効果はどれくらいで出ますか?

分析にもとづいて施策を実行してから、検索エンジンに評価が反映されるまでには時間がかかります。一般に、効果の確認は3ヶ月から半年程度の単位で行うのが目安です。

1〜2週間で結果を判断すると、育てかけの施策を止めてしまうため、前述の「分析・効果測定のタイミング」に沿って定点観測を続けてください。

Q. AI検索(AIによる概要)への対応もSEO分析でできますか?

できます。AIによる概要への表示・引用も、まず自社ページの現状(順位・クリック率・流入の変化)を把握することが起点になるためです。AIによる概要の表示拡大にともない、順位だけでなくクリック率の変化を追う重要性が増しています。

見るべきデータの変化を踏まえつつ、結論の先出しや構造化データの整備など、AIに引用されやすいコンテンツづくりへつなげていきましょう。

まとめ 定期的なSEO分析と継続的な改善が重要

まとめ 定期的なSEO分析と継続的な改善が重要

SEOは一度の施策で完結するものではなく、定期的な分析と継続的な改善が求められる分野です。自社サイトやページの検索順位を上げ、クリック率やコンバージョン率を高めるためには、持続的な取り組みが必要になります。

そのため、本記事で紹介した6つの手順と8つの指標をもとに、定期的に定点観測と分析を繰り返すことが重要で、それにより自社サイト/ページに効果的な対策が実施できます。無料のGoogle公式ツールから始めて、競合分析など足りない部分を有料ツールで補えば、社内での報告や施策判断にも使えるデータがそろいます。

また、SEOの知見を持った専門会社に分析や改善施策を依頼することで、自社でSEO対策を実施するよりも効果を得られる可能性が高くなるでしょう。

トゥモローマーケティング株式会社では、SEO分析や改善施策、全体的なSEO戦略についての無料相談も承っております。遠慮なくご相談ください。

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